失敗
予期せぬことの受け止め方


日本には「失敗は成功の元である」という諺があるように、失敗のないところに新しいものは生まれない。それに対し大量生産においては失敗がないこと、そして常に計画通りに進むことが求められる。

失敗とか間違いは、新しい解決策を模索する際、当然起こりえることである。失敗は、何を見落とし、どこを改善できるかを教えてくれるものである。

失敗は致命的なものではない。しかし、失敗をこのように受け止められるようになるためには、問題を解決することに、またそれにチャレンジすることに喜びを感じ、現実と事実を理解するための実利主義的な考え方と判断力がなくてはならない。つまり、自分がすでにやってしまったことを厳しく反省する現代の西洋人にとっては不得意な自己反省が必要である。しかしそうすれば、失敗から疑問が、そして疑問から新しい道が開かれる。

つまり、試行錯誤の繰り返しが「ものづくり」のプロセスである。


h_da ダムシュタット大学
ユストス タイナット

デザイン卒業証書
夏期 08